東京教育学院
学院生心得
東京教育学院に入学した者は、学問するための入学であることから、万難を排して学業に励むことを本分とし、知性・教養を高め、人格の完成を目標とすること。
学問はハッキリとした目的意識と、行動の持続という積極的努力によって、完全に身につけることが可能となる。
学問をするということは誰のためでもなく自らのためである。そして、学問は何かの手段に使うためでもなく、他人に認められるためにするのでもなく、たんに物知りになるためでもない。自分をしっかりと意識して、自分を拡大し、自分の才能をのばし、自分の生活力を強くし、人生を向上させて、生き甲斐のある人生、幸福な生活をおくるために行うのである。そして、社会に貢献できるような人間になるためにも学問するのである。
本学院は、通信教育〈ホームスタディ〉方式による指導であるが、学院生は、日常の生活においても、学問するものとしての自覚のもと、学業を通して人間性・倫理性を高め、創造性を培い、そして礼を重んじ、高潔にして品性のある人間となることに努めることを旨とすること。